松平乗清墓所
まつだいらのりきよ ぼしょ(Grave of Norikiyo Matsudaira)
【K-AC109】探訪日:2020/3.25・2023/5.2
愛知県岡崎市桜形町向
【MAP】
〔駐車場所〕近くの阿弥陀寺の駐車場を利用させていただく。
松平親忠の子で、三河国加茂郡滝脇を領し滝脇松平家の祖となった松平乗清の墓所とされる。15世紀後半、作手奥平氏が日近城を構えたため、これに対抗して1487(長享元)年、滝脇より兵を率いて麻生の天野景孝を攻め落とし麻生に進出した。
1526(大永6)年、麻生城を子の親正に譲り没したとされるが(現地説明板)、弘治2年(1556年)1~3月の滝脇合戦で嫡男の乗遠,孫の正乗とともに乗清も戦死したともいう。『阿弥陀寺由緒書』によれば阿弥陀寺に葬ったとされるが、江戸時代後期にはその所在は不明となっており、探索の結果、ここ杉の平で発見されたという。麻生松平家の墓所は、ほかにも阿弥陀寺の松平正忠墓所と松平助十郎御先祖墓所があるが、乗清の墓所がなぜここなのかはわかっていない。
なお、松平乗清の墓所は長松院にも滝脇松平氏墓所として存在する。