松平助十郎御先祖墓所
まつだいらすけじゅうろうごせんぞ ぼしょ(Graves of Sukejuro Matusdaira and His Family )
【K-AC111】探訪日:2020/3/25
愛知県岡崎市桜形町向
【MAP】
〔駐車場所〕
麻生松平氏は、三河国加茂郡滝脇の松平乗清(滝脇松平家)が、作手奥平氏の日近進出に対抗して1487(長享元)年に天野景孝を攻め、乗清の子の親正をこの地に入れたことに始まる。ここには最後の領主で1615(元和元)年の大坂夏の陣で討死した助十郎正勝はじめ、30余基の墓石が並ぶ。阿弥陀寺の記録では、この墓所は1617(元和3)年に家臣の小畑叉左衛門が建立したと伝えられる。麻生松平氏は江戸時代には静岡県静岡市清水区の小島に陣屋を構え、幕末まで存続している。
このほか麻生地区には、阿弥陀寺に正勝の父・松平正忠の墓所、ここより100m東に麻生松平氏の祖・松平乗清の墓所がある。
また、本墓所の後方には麻生城があったと推測されている。