ノムギ古墳
のむぎこふん(Nomugi-Kofun Tumulus)
【K-NR123】探訪日:2022/8.21
奈良県天理市佐保庄字ノムギ塚
【MAP】
〔駐車場所〕
大和古墳群の中山支群に属する東西を主軸にとる前方後方墳である(当初は前方後円墳とみられていた)。墳長63m、前方部長さ20m,幅12m、後方部一辺長さ40m,高さ4mを測る。後方部の東側、ヒエ塚古墳との間の部分には幅10~14mの周濠跡が検出されている。
埋葬施設は未調査であるが、明治年間に勾玉,管玉が出土したという。また、周濠跡からは大量の古式土師器や鰭付円筒埴輪が出土し、このことから、築造時期はヒエ塚古墳と同時期もしくはやや降る古墳時代前期後半3世紀後半から4世紀と推定されている。