山伏塚古墳
やまぶしづかこふん (Yamabushizuka-Kofun Tumulus)
【K-AC148】探訪日:2021/1/31
愛知県安城市桜井町印内南分32
【MAP】
〔駐車場所〕
桜井古墳群を構成する古墳の一つで、比蘇山古墳の西側に入り込む小さな開析谷に面した位置にある。現在の墳丘は直径7~8m前後,高さ1.3mであるが、聞き取り調査等による地形復元から直径18m,高さ3mほどの円墳と想定される。ただし、奈良時代の野田熊勝なる修験者(山伏)の墓所ともいわれ、古墳である確証はない。築造時期,埋葬施設,出土遺物も不明である。墳丘上には野田熊勝のものとされる宝篋印塔が置かれている。
また、隣には近世から近代にかけての野田家(熊勝を祖とする神主家)の墓地があり、多くの宝篋印塔や五輪塔類,墓塔が並ぶ。こちらは「山伏塚及び野田家墓碑」として安城市の史跡指定を受けている(山伏塚古墳としては指定なし)。