岩津大善城跡
いわづだいぜんじょうあと(Iwazu Daizen Castle Ruins)
【C-AC645】探訪日:2023/8.18
愛知県岡崎市岩津町檀ノ上100-1
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年は定かではないが、松平宗家3代・松平信光が岩津城周りに幾つかの城屋敷を築き、息子,家臣らを配した。城主に松平親則,中根大善の名がある。親則はすぐ南の岩津妙心寺城の城主でもあるが、1461(長禄4)年、26歳の若さで死去した。岩津大善城は「岩津七城」の一つとされる。
1508(永正5)年、今川氏親名代の伊勢宗瑞(北条早雲)が三河へ侵攻し、岩津七城は落城した。ただ、今川勢は救援に駆けつけた安祥城の松平長親軍に手を焼き撤退している(これ以降、安城松平家が惣領になりかわっていく)。
岩津大善城跡は円福寺(岩津妙心寺城)の北側にあったと伝わるが、現在は宅地化され、遺構は残されていない。西には岩津大善西城跡がある。