春日井市内には同名神社が5社あるため、周辺の地名から味美白山神社と呼ばれる場合もある(本サイトもこちらを採用)。祭神は、伊邪那岐命,伊邪那美命,菊理比売命,可美真手命,天児屋根命。
　1659(万治2)年、尾張国春部郡味鋺村白山薮にあった白山神社が現在地に遷座された。その際に、味美二子山古墳の墳丘上に鎮座していた物部神社(式内小社)を合祀している。前身となった両神社とも創建年代は不明。社殿は味美白山神社古墳の墳丘上に位置しており、残存する周濠の一部は池として利用されている。
　かつては神社から西にある春日山(味美春日山古墳)まで神輿渡御が行なわれていたが、犬山街道の交通を妨げることから寛永年間(1624～43年)になって神社に隣接する塚(御旅所古墳)に変更された。また、1918(大正7)年には春日山にあった春日神社も合祀している。