味美白山神社古墳
あじよしはくさんじんじゃこふん (Ajiyoshi Hakusanjinja-Kofun Tumulus)
【K-AC129】探訪日:2020/9/27
愛知県春日井市二子町2丁目11-3
【MAP】
〔駐車場所〕
味美二子山古墳,御旅所古墳,春日山古墳とともに味美古墳群の一つである。
出土品や墳丘の形状から推定して5世紀末~6世紀初頭に築造された前方後円墳。主軸を西北西70°とし墳長は約86m、前方部は幅,長さともに約48mで高さ約5m、後円部は径約48m,高さ約6.5~7mで、くびれ部の幅は約30mで両側に造出がある。馬蹄型の周濠が残存しているが、前方部側の一部は池として利用されている。また、墳丘には葺石が残存している。なお、主体部については未だ調査がなされていない。かつて周濠から円筒埴輪片が発見されたと伝わる。墳丘北西部のテラス面では円筒埴輪5~6基おきに朝顔型埴輪を挟んだ埴輪列が検出された。また、周濠から形象埴輪(家型,人物)や須恵器が出土している。
現在は古墳全体が白山神社の社地となっており、墳頂部は社殿が置かれているため周辺に改変が見られる。