<天神系>
A231:饒速日命 | 天照大御神 ― 饒速日命 ― 香色雄命 | A233:伊香色雄命 |
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伊香色雄命 | 大水口宿禰 | |
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崇神7年8月7日、しばしば災害のおこることを憂いていた天皇に、穂積臣の遠祖・大水口宿禰ら三人が奏上するに、各人の夢に貴人が現われ、大田田根子をもって大物主大神の祭主とし、市磯長尾市をもって倭大国魂神の祭主とすれば天下は太平となるだろうと告げられたことを述べた。大田田根子を探し求めたところ、その父は大物主であると答えたので、天皇は「朕、栄楽えむとするかな」と喜び、物部連の祖である伊香色雄を神班物者(神に捧げ物を分つ役)に任じた。 |
系譜に関して『日本書紀』『古事記』に記載はない。『新撰姓氏録』では、伊香賀色雄の子とも饒速日命の六世孫とも伝える。一方、『先代旧事本紀』「天孫本紀」では出石心大臣命(饒速日尊三世孫)の子と記され、系譜に異同がある。子に関して史書では明らかでないが、穂積氏系譜では『古事記』に穂積氏祖として見える建忍山垂根を子に挙げる。 |