和爾下神社古墳
わにしたじんじゃこふん(Wanishitajinja-Kofun Tumulus)
【K-NR186】探訪日:2022/10.29
奈良県天理市櫟本町治道山
【MAP】
〔駐車場所〕
東大寺山古墳,赤土山古墳などと共に東大寺山古墳群に属し、前方部を北側とする南北方向に主軸を置く前方後円墳である。規模は全長約105m、後円部径約60m,高さ約12m、前方部幅39m,高さ7mを測る。埋葬施設,副葬品は不明であるが、墳丘西側(柿本寺跡)に石室の天井石とみられる石棺材が残されているほか(本古墳のものと断定はされていないが)、円筒埴輪棺1基が見つかっている。
築造時期は採集された埴輪などから、古墳時代前期末から中期初頭の4世紀末から5世紀初頭とされ、大王の后妃を出すなどこの地域に本拠地を持っていた和邇氏が被葬者として考えられている。
後円部墳頂には和爾下神社の社殿が建ち、奈良時代には境内西側に柿本寺が建立された。この際には古墳がかなり改変されたと思われる。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:前期 |
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関連年号 | 4世紀末~5世紀初頭 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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和邇氏 | WN01 |
和爾下神社古墳平面図