香積寺
こうじゃくじ (Kojaku-ji Temple)
【T-AC018】探訪日:2014/3/16・2021/6/11
愛知県豊田市足助町飯盛39 <📲:0565-62-0267>
【MAP】
〔駐車場所〕
1427(応永34)年、白峰祥瑞禅師により開山。山号は飯盛山といい、滅亡した足助氏の菩提を弔うために飯盛山の足助氏居館(飯盛城)跡に建立された。足助氏の後に足助を支配した鈴木氏が帰依し菩提寺とした。総門前には居館当時の土塁跡が残されている。本尊を聖観世音菩薩とした曹洞宗の寺院である。かつては学林として栄え、時には100名もの雲水が参禅したという。
境内には江戸時代後期に建てられた座禅堂が現存し、本堂の脇には開山当時から寺の鎮守として豊栄稲荷が奉られている。飯盛山中には、足助城主だった鈴木氏5代の墓所や足助重範の娘・滝野が二条良基の死を伝え聞いて良基の残した装束を埋めたと伝わる「装束塚」がある。
開祖11世参栄禅師は寛永年間(1624~44年)に般若般若心経を一巻詠む毎にカエデやスギを1本ずつ巴川沿いの参道に植樹し「もみじの開祖」と呼ばれている。その後も地元住民によって植え足されたことで今日の香嵐渓が紅葉の名所となった。また、25世風外禅師は画技に卓越し多くの画が残されている。特に『暴風猛虎の図』は禅僧が描いた三虎の一として絶賛されている。
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▲総門
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▲本堂
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▲禅堂・衆寮
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▲豊栄稲荷
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▲風外禅師の碑
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▲参栄禅師供養塔(2014年撮影)