F525:本多助秀 | 藤原房前 ― 藤原冬嗣 ― 藤原良房 ― 藤原師輔 ― 藤原兼通 ― 本多助秀 ― 本多俊正 | F537:本多俊正 |
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本多俊正 | 本多正信 |
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『寛政重修諸家譜』によれば、松平清康に仕えた本多正定の長男として誕生し、清康,広忠に仕えた、とある。 |
はじめ鷹匠として徳川家康に仕えた。桶狭間の戦いの際に今川義元の命で丸根砦を攻める家康に従い、その合戦において膝に傷を負って以来足を引きずるようになったという。しかし永禄6年(1563年)、三河一向一揆が起こると、一揆方の武将として弟と共に家康に敵対した。そして一揆衆が家康によって鎮圧されると、徳川氏を出奔して大和の松永久秀に仕えた後、諸国を流浪する。その間の動向は定かではない。有力説では加賀国に赴いて石山本願寺と連携し、織田信長と戦っていたともされている。こうして諸国を流浪した末、旧知の大久保忠世を通じて家康への帰参を嘆願した。やがて忠世の懸命のとりなしによって無事に徳川氏に帰参することとなった。帰参時期は諸説あって定かではない。早ければ姉川の戦いの頃、最も遅くとも本能寺の変の少し前の頃には正式に帰参が叶っていたようである。 |
本多正純 | 本多正勝 |
父・正信は三河一向一揆で徳川家康に反逆し、三河国を追放されて大和国の松永久秀を頼っていたとされるが、正純は大久保忠世の元で母親と共に保護されていたようである。父が徳川家康のもとに復帰すると、共に復帰して家康の家臣として仕えた。父と同じく智謀家であったことから家康の信任を得て重用されるようになり、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは家康に従って本戦にも参加している。戦後、家康の命令で石田三成の身柄を預かっている。 |
江戸幕府初期の幕閣中心人物である本多正純の嫡男として生まれる。慶長16年(1611年)叙任。大坂の役にも参戦し、慶長20年(1615年)の天王寺・岡山の戦いでは首級を挙げた。 |
和田正好 | 本多忠純 |
本多正勝の長男として江戸屋敷で生まれる。同年の本多家改易により、正勝も父・正純に連座し、出羽国横手に配流となった。正好は母親の実家である摂津尼崎藩戸田家に身を寄せ、寛永12年(1635年)に戸田家の領地替えに伴い美濃大垣に移住した。寛永17年(1640年)、17歳の時に母親の元を離れ、本多家とは親戚筋であった安藤重長の客分として上野高崎藩に身を置いた。この頃に本多姓を改め、和田姓を名乗ったという。 |
若い頃から父や兄と共に徳川家康に仕え、慶長10年(1605年)には下野榎本に1万石を与えられて大名に列し、榎本藩を立藩した。藩政においては小山氏の旧臣を新たに家臣として召抱えたり、城下町を建設したりと藩政の基盤を固めている。知略家だった父や長兄の正純と対照的に、次兄の政重と同様に武辺の人物であった。慶長19年(1614年)からの大坂の陣においても武功を挙げるが、毛利勝永隊と激突した際に大損害を与えられて敗走している。戦いの後、新たに1万8000石を加増され、2万8000石の大名となった。 |
本多正重 | 本多正氏 |
天文14年(1545年)、本多俊正の4男として生まれる。兄・正信と共に松平家康の家臣として仕えていたが、永禄6年(1563年)の三河一向一揆では一揆方の武将として兄と共に家康に敵対した。しかし永禄7年(1564年)に一揆が鎮圧されると家康に帰参した。その後は徳川家の武将として、遠江掛川城攻めをはじめとして、元亀元年(1570年)の姉川の戦い、元亀3年(1572年)の武田信玄との一言坂の戦い、三方ヶ原の戦いでは殿軍を務めて武功を挙げた。天正3年(1575年)の長篠の戦いにも参加して武功を挙げた。 |
元亀元年(1570年)、本多正重の長男として生まれる。天正16年(1588年)から徳川家康の近習として仕え、陸奥の九戸政実攻め、朝鮮出兵における肥前名護屋城詰めなどに随従した。しかし文禄元年(1592年)、徳川家から出奔している。理由は諸説あって定かではないが、父と同じようにその頑固な性格を疎まれたためとされている。 |
本多正永 | |
正保2年(1645年)11月11日、大身旗本・本多正直の長男として江戸で生まれた。延宝5年(1677年)に家督を相続したが、弟の正方に1000石を分与したため、7000石を知行した。元禄元年(1688年)に寺社奉行となったことから1万石に加増され、舟戸藩主となった。元禄9年(1696年)には若年寄となり、元禄14年(1701年)に上総・下総国内で5000石を加増された。元禄16年(1703年)に上野国沼田へ移封された。宝永元年(1704年)には老中となって、1万石を加増され、最終的には4万石を領した。沼田藩政では、以前の領主である真田信利の悪政で荒廃していた沼田藩の再興に務めている。 |