長久手城跡
ながくてじょうあと (Nagakute Castle Ruins)
【C-AC018】探訪日:1989/12/23・2014/8/31
愛知県長久手市城屋敷
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、永享年間(1429~41年)頃には左近太郎家忠,左衛門次郎国守、享禄年間(1528~32年)頃には斉藤平左衛門尉,同民部丞の居城であった。また、弘治年間(1555~58年)、長久手村を領有した加藤太郎左衛門忠景が城跡を改修して居住したという。忠景は織田信雄に仕え、岩崎城主丹羽氏次の姉を妻としており、1584(天正12)年の小牧長久手の戦いの際には、丹羽氏次が小牧山本陣に布陣したため、忠景は弟の丹羽氏重を助けて岩崎城を護ったが、池田恒興,森長可らの攻撃を受け、300余人の城兵と共に討死した。
城跡は民家となり荒れ果てたが、1809(文化6)年、忠景子孫の尾張藩士が当地を訪れ、宅跡の観音堂脇に石碑を建て供養した。