亀姫墓所〔大善寺〕
かめひめ ぼしょ〔だいぜんじ〕(Grave of Kame-hime [in Daizen-ji Temple])
【K-AC082】探訪日:2019/5.23
愛知県新城市西入船22
【MAP】
〔駐車場所〕
亀姫は1560(永禄3)年に松平元康(徳川家康)と瀬名姫の間に駿府で生まれた。信康は実兄である。
1576(天正4)年、前年の長篠設楽原の戦いで長篠城を死守した奥平信昌の正室として新城城に迎えられた。亀姫は熱心な浄土宗の信者で、当地に大善寺を建立し、後年、母の築山御前(瀬名姫)の法要や長篠の戦いの戦死者の供養を行っている。
1590(天正18)年、信昌は上州宮崎3万石、さらに岐阜加納10万石(加納城)に移封され、亀姫は加納御前とよばれ、1625(寛永2)年に死去された。亀姫没後、四男の松平忠明(家康養子)が大善寺に母の供養のために五輪塔を建立した。
大善寺は亀姫が開基であるため、江戸時代から葵の紋の使用を許されている。