車坂古戦場(烏帽子岩)
くるまざかこせんじょう(えぼしいわ)(Historic Battlefield of Kurumazaka [Eboshiiwa])
【B-AC013】探訪日:2023/10.25
愛知県豊田市水間町5丁目126
【MAP】
〔駐車場所〕
1563(永禄6)年4月20日、松平元康(のちの徳川家康)は三河平定の一環として2,000の兵を率いて寺部を攻め、ここ車坂,水間で鈴木日向守と会戦した。元康は、この烏帽子岩に掛けて采配を振るったともいう。鈴木氏は広瀬城主・三宅氏にも援軍要請していたため、松平軍は二手に分かれて古鼡坂でも会戦した。松平軍は双方で勝利し、鈴木氏は寺部城を捨て、矢並城へ逃げたという。
元康は5年前の1558(永禄元)年2月5日にも今川義元配下として、今川方から織田方へ寝返った鈴木日向守重辰の寺部城を攻めている。この戦いが元康にとっての初陣であり、今川方の先鋒を務め上野城主・酒井忠尚はじめ石川清兼,本多重次らの活躍のもと、寺部城を攻略、鈴木重辰を討ち取り、鈴木氏は再び今川氏に服従した。