平井稲荷山貝塚
ひらいいなりやまかいづか(Hiraiinariyama-Kaizuka Shell Mound)
【Z-AC053】探訪日:2023/6.17
愛知県豊川市平井町
【MAP】
〔駐車場所〕
北東1.6kmほどにある菟足神社貝塚とともに学会の注目を集めた縄文時代晩期(約3000年~2500年前)の貝塚である。1900(明治33)年に、平井の大林意備翁によって発見,発掘調査が行われた。
貝塚は稲荷山頂上部の稲荷社内を中心に平均20cmほどの貝層で覆われ、ハマグリを主体にアサリ,アカニシ,マガキ,シジミなどで構成されている。また、これらの貝殻とともに、イノシシ,イヌ,タヌキ,ニホンザル,カワウソ,ウミガメ,鳥などの骨も見つかっている。縄文晩期当時は三河湾の海岸線岸が貝塚直下まで及んでいたと考えられている。
なお、同地域では1922(大正11)年に清野謙次博士(京都帝国大学)の発掘調査により、人骨が50体以上発見され縄文人骨出土遺跡として知られるようになった(本サイトでは「平井遺跡」として掲載)。
【史跡規模】 |
【指 定】豊川市指定史跡(1997年3月3日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 縄文時代:晩期 |
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関連年号 | 約3000年~2500年前 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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大林意備 | **** | 4 |