菟足神社貝塚

うたりじんじゃかいづか(Utarijinja-Kaizuka Shell Mound)

【Z-AC050】探訪日:2023/4.22

【Z-AC050】菟足神社貝塚 愛知県豊川市小坂井町宮脇

【MAP】

〔駐車場所〕

【Z-AC050】菟足神社貝塚

   菟足神社西側および隣接する川出氏宅の敷地一帯にある縄文時代晩期(約3000年~2500年前)の貝塚である。明治30年代から川出直吉氏により発掘され、平井稲荷山貝塚とともに学会の注目を集め、1922(大正11)年には京都帝国大学の清野謙次博士により発掘調査が行われた。貝塚はハマグリ,シジミが大半で場所によっては厚さ1m近く堆積している場所もある。このほか人骨や縄文時代晩期の土器,弥生土器や古墳時代後期の須恵器も出土している。特に、1万年から6000年前の「押型文土器」と呼ばれる土器の破片は豊川右岸下流域ではここでしか発見されていない。
 遺跡の所在する周辺は南向きの台地で、斜面には湧き水も出て最適な生活環境であり、目の前を流れる川の水運を利用して三河湾の浜の貝を採集していたことが想像される。
 2023(令和5)年4月、史跡公園「菟足神社貝塚公園」が完成した。地表面にハマグリなどの貝殻が散布している。

  

【史跡規模】

【指 定】豊川市指定史跡(1997年3月3日指定)

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 縄文時代:晩期
関連年号 約3000年~2500年前
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
川出直吉 **** 4

 

【Z-AC050】菟足神社貝塚
  

 

【Z-AC050】菟足神社貝塚

 

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