五社稲荷古墳
ごしゃいなりこふん(Goshainari Kofun Tumulus)
【K-AC211】探訪日:2023/4.21
愛知県豊川市小坂井町欠山2
【MAP】
〔駐車場所〕 五社稲荷神社参詣者用駐車場がある。
菟足神社の北東約300mの段丘縁端部に位置する直径約32.5m,高さ約4.75mの円墳である(一説には前方後円墳とも伝わる)。現在、墳頂には五社稲荷神社が建つ。1981(昭和56)年に神社本殿を建設する際に発掘調査が行われた結果、埋葬施設は木棺直葬と判明し、墳丘内には多量の弥生土器が含まれていることから、周囲の土を盛り上げて築造されたと推定されている。この地はもともと弥生時代中期から後期の大集落跡が広がっていた(欠山遺跡)。古墳には埴輪,葺石や周溝などは確認されていない。
古墳の築造時期を直接示唆する遺物は出土していないため明確ではないが、古墳時代中期の築造と考えられている。被葬者は規模からみて豊川右岸下流域一帯を掌握していた首長であろうと思われるが、「穂の国」の国造で菟足神社の御祭神もある菟上足尼命の可能性もある。
なお、五社稲荷古墳の北東には糠塚古墳がある。
【史跡規模】 |
【指 定】豊川市指定史跡(1997年3月3日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:中期 |
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関連年号 | 4世紀半ば~5世紀初め |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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菟上足尼命 | KZ01 | 4 |