欠山遺跡
かけやまいせき (Kakeyama Ruins)
【V-AC007】探訪日:2023/4.21
愛知県豊川市小坂井町欠山
【MAP】
〔駐車場所〕
五社稲荷社周辺に広がる2世紀から3世紀前半(約1900年前から1700年前)の倭国大乱から卑弥呼の時代にあたる弥生時代後期の環濠集落跡である。1927(昭和2)年に愛知電気鉄道(現在の名鉄本線)の鉄道敷設に使う土砂取り工事中に発見された。
集落の周りには幅4m,深さ2mもの堀をめぐらしていた。豊川の流域には、同時期にいくつかの集落があったが、この欠山集落は面積が3ha以上もあり、この近辺での中心的な存在であったと考えられている。ただ、この環濠集落は古墳時代へと移り変わる3世紀の中頃、大量の弥生土器(欠山式土器)を堀に埋めて、歴史の舞台から姿を消した。
出土した土器は、壺,ひさご型壺,甕,高坏,器台であり、これらの土器は「欠山式土器」という標式名が与えられている。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 弥生時代:後期 |
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関連年号 | 2世紀~3世紀前半 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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欠山遺跡出土土器(豊川市ホームページより)