北岡大塚古墳
きたおかおおつかこふん(Kitaokaotsuka-Kofun Tumulus)
【K-SZ035】探訪日:2023/3.7
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷3955
【MAP】
〔駐車場所〕「引佐総合公園すぽるてん」の駐車場を利用できる。
神宮寺川と井伊谷川により形成される井伊谷の東側丘陵上、盆地を西に見下ろす丘陵先端部を切断して築造された前方後方墳である。墳丘長は49.5m、後方部は長さ29.5m,幅29m,高さ3.2m、前方部は長さ20.0m,幅23.5m,高さ2.8m、及びくびれ部は幅20mを測る。前方部を西方向に向ける。墳丘表面で葺石,埴輪は認められず、墳丘周囲には周溝が、その外側には幅2~3mの周堤が認められる。埋葬施設は未調査のため明らかでない。出土品には土師器(二重口縁壺),ガラス小玉があり、築造時期は古墳時代前期の4世紀中葉頃と推定されている。
浜松市内でも最古級の古墳で、井伊谷古墳群最初の首長墓とされ、北岡大塚古墳に続き、馬場平古墳,馬場平3号墳,谷津古墳の順に首長墓系譜が想定される。また、これらの古墳については、井伊谷北西部にある祭祀遺跡の天白磐座遺跡との関連性も指摘されている。
なお、付近には終末期古墳である北岡2号古墳がある。
【史跡規模】 |
【指 定】浜松市指定史跡(1979年5月23日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:前期 |
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関連年号 | 4世紀中葉 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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作 |