石名塚古墳
いしなづかこふん(Ishinazuka-Kofun Tumulus)
【K-NR144】探訪日:2022/9.11・10.2
奈良県天理市柳本町
【MAP】
〔駐車場所〕
柳本古墳群の西端に位置する上ツ道沿いにあり、柳本大塚古墳,ノベラ古墳とともに支群を形成する柄鏡式前方後円墳である。南北に主軸をもち、全長111m、前方部幅40m,高さ6m、後円部径約66m,現状高さ約13mを測り、前方部は池まで伸びていることが近年の調査で確認されている。また、前方部前面に深さ0.7m以上の濠の存在が確認され、西側の地割から周濠があったものと考えられている。
墳丘には葺石が施されていたとみられるが、埴輪の出土はない。本格的調査は行われていないが、古墳時代前期4世紀頃の築造と推定されている。現状は墳丘上にも民家が建ち、果樹園や畑地として利用されている。