纒向矢塚古墳
まきむくやづかこふん(Makimuku Yazuka-Kofun Tumulus)
【K-NR153】探訪日:2022/9.11
奈良県桜井市東田町字矢塚
【MAP】
〔駐車場所〕 纒向勝山古墳の南に小さな駐車場がある(2台駐車可)。
大和古墳群(オオヤマト古墳集団)のうち纒向古墳群に属する古墳時代前期初頭の纒向型前方後円墳である。築造時期は3世紀中頃以前と考えられている。全長は約96m、前方部長約32m、後円部径約64m(東西約64m,南北約56m),高さ約5mを測る。また、幅約17~23m,深さ約0.6mの比較的浅い周濠が確認されている。葺石や埴輪は認められない。埋葬施設も未調査のため詳細不明であるが、墳頭部に板石が露出していることから竪穴式石室または箱式石棺が考えられる。遺物としては須恵器(纒向Ⅲ式期),瓦器出土している。