都塚古墳

みやこづかこふん(Miyakoduka-Kofun Tumulus)

【K-NR027】探訪日:2017/9.3

【K-NR027】都塚古墳 奈良県高市郡明日香村大字阪田小字ミヤコ938

【MAP】

〔駐車場所〕

【K-NR027】都塚古墳

   石舞台古墳の南南東約400mの尾根上に位置する大型方墳である。復原規模は東西41m,南北42m,高さ4.5m以上を測る。墳丘表面には階段状に積み石がなされ、計4段以上あったとされる。このような「階段ピラミッド」形状は日本では類例がほとんど知られておらず、5世紀頃に高句麗,百済で見られる階段状積石塚との関連が指摘される。
 埋葬施設は横穴式石室で、石室は、長さ12.2mの花崗岩を積み上げた両袖式。玄室の天井が手前から中央に向けて高くなり、奥で下がるドーム状になっている。玄室の長さ5.3m、幅は手前が3m,奥が2.8m,高さ3.5m。石棺は大きい凝灰岩を繰り抜いてつくった家形で、蓋の上面に6つの縄掛突起があり、蓋の長さ2.36m,幅1.58m,外の長さ2.23m,幅1.46m,高さ1.08m、中の長さ1.74m,幅82mである。
 古墳時代後期の6世紀後半の築造と推定される。一帯は飛鳥時代において蘇我氏が勢力を持った地域であり、被葬者は石舞台古墳よりやや遡ることから馬子の父で570(欽明天皇32)年に没した蘇我稲目とする説が挙げられている。

【史跡規模】

【指 定】国指定史跡(2017年10月13日指定)

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 古墳時代:後期
関連年号 6世紀後半(570年)
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
蘇我稲目 SG02

 

【K-NR027】都塚古墳
  

 

【K-NR027】都塚古墳

 

蘇我氏の古墳〔都塚古墳・石舞台古墳・小山田古墳菖蒲池古墳〕(Googleマップ航空写真)

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