花岳寺

かがくじ (Kagaku-ji Temple)

【T-AC021】探訪日:2014/6/14・2021/10/16

【T-AC021】花岳寺 愛知県西尾市吉良町岡山山王山67 <📲:0563-35-1131>

【MAP】

〔駐車場所〕 華蔵寺前および花岳寺に駐車場がある。

【T-AC021】花岳寺

   1347(正平2/貞和3)年、吉良荘東条を領した東条吉良氏の菩提寺として創建された。京都東福寺,西尾実相寺で住持を務めた佛海禅師が入寺開山され、東条吉良家の祖である吉良尊義が塔頭霊源寺を開基した。臨済宗妙心寺派の寺院である。
 1525(大永5)年、吉良持広が諸堂を再建、1564(永禄7)年には徳川家康から寺領36石を寄進されている。
 江戸時代に入ると、高家旗本吉良家によって諸堂再建修理が進められた。本堂は1684(貞享元)年に吉良上野介義央から姉・光珠院の菩提を弔うために寄付された祠堂金を元に再建されたもので、入母屋造,桟瓦葺で六間取りという江戸時代の禅宗の典型的な形式をとりつつ、仏壇の構えや木割など細い点に古式を伝える建築である。大工棟梁は尾張国知多郡大井村大工の藤原朝臣山下吉衛門とされる。
 このほか当寺には、後柏原天皇宸翰御消息(国指定重要文化財)や三十六歌仙絵巻,百人一首集帳(ともに市指定文化財)など、吉良家のゆかりの寺宝を多く所蔵されている。
 また、寺内には塔頭広国寺跡,霊源寺跡、開山佛海禅師,東条吉良家の墓、吉良邸討入りで討死した斉藤清左衛門の墓、当地ゆかりの松平康親,義春,家忠の墓がある。

【史跡規模】

【指 定】【国 宝】
【国重文】本堂(国登録有形文化財)

        後柏原天皇宸翰御消息 

関連時代 南北朝時代 戦国時代 江戸時代:前期
関連年号 1347年 1525年・1564年

1684年

関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
佛海禅師 **** 吉良尊義 G357 吉良持広 G357
吉良義央 G358 光珠院 G358 山下吉衛門 F***
斉藤清左衛門 **** 松平康親 G212 松平義春 MT33
松平家忠 MT33

 

【T-AC021】花岳寺
  

 

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▲塔頭広国寺跡

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▲左から松平康親顕彰碑と墓,松平家忠,義春墓所

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▲塔頭霊源寺跡

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▲本堂

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▲斉藤清左衛門の墓

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▲左から吉良持広,尊義,満義の墓

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▲開山佛海禅師の墓

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▲善光寺沢遺跡中世墓(復元)

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▲孟宗竹伝来の薮

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