野場西城跡

のばにしじょうあと (Noba-Nishi Castle Ruins)

【C-AC076】探訪日:2014/9/13・2021/4/11

【C-AC076】野場西城跡 愛知県額田郡幸田町野場字城

【MAP】

〔駐車場所〕

【C-AC076】野場西城跡

   築城年代は定かではないが、室町時代に大須賀胤重が来住し築いた城とされる。徳川二十将の一人である大須賀康高はこの城で生まれ、当初は娘婿である榊原康政と共に上野城の酒井忠尚に従った。しかし、酒井忠尚が1563(永禄6)年に勃発した三河一向一揆の際に一揆方に付くと、大須賀康高と榊原康政は忠尚の元から離反し松平元康の直臣となった。野場西城は一揆方によって占拠され、六栗城の夏目吉信が大津半右衛門,乙部八兵衛らと共に籠り元康と敵対するが、深溝城の松平伊忠によって乙部八兵衛が寝返り、野場西城は落城した。主将の夏目吉信は伊忠の懇願によって許されて松平家に帰参し、三方ヶ原の戦いで敗北を喫した徳川家康を逃がすべく、家康の兜をかぶり身代わりとなって討ち死にを遂げている。
 大須賀康高は旗本先手役として数多くの戦いで戦功を挙げ、後に横須賀城を築いている。
 現在は、民家の横に土塁の一部が残されているのみである。

【史跡規模】

【指 定】幸田町指定史跡
【国 宝】
【国重文】

関連時代 室町時代 戦国時代
関連年号

1563年

関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
大須賀胤重 H440 大須賀康高 H440 榊原康政 G375
酒井忠尚 SK01 松平元康 TG01 夏目吉信 G635
大津半右衛門 **** 乙部八兵衛 **** 松平伊忠 MT09

 

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▲西側から見た土塁跡

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▲西側から見た土塁跡

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▲北側から見た土塁跡

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▲2014年の案内板

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▲2014年の案内板

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▲城跡から西を見る