仲明城跡

なかみょうじょうあと(Nakamyo Castle Ruins)

【C-SZ062】探訪日:2021/1.6

【C-SZ062】仲明城跡 静岡県磐田市敷地1208-3

【MAP】

〔駐車場所〕磐田市豊岡東交流センターもしくは仲明上橋近くに路駐できる。

【C-SZ062】仲明城跡

   築城年代,築城者は定かではないが、城主に敷地左衛門尉という名が残る。1517(永正14)年には奥山美濃守の所領となり、天文期(1532年~)頃には、今川氏の重臣・松井貞宗が二俣城に入り、その所領となった。
 1572(元亀3)年10月、武田信玄が遠江に侵攻し、合代島に陣取り、二俣城を攻撃したが、松井宗恒に敷地の所領を安堵した。翌1573(天正元)年9月には、武田軍は森周辺で徳川軍と戦があり、当城の東側は武田軍の宿陣地となっていた。仲明城は北に位置する家田城とともに、その際に築城、もしくは改築された可能性が高い。武田の城に多用される二重堀切や馬出が施されている。
 城は敷地側東側の標高71m,比高30mほどの丘陵西側先端、犬居方面,二俣方面,森方面への交通の要衝に位置する。東側に2本の堀切が設けられ、最高所が主郭、その西側に2郭をもつ。2郭には北と南に土塁がみられる。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】

【国重文】

関連時代
関連年号
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
敷地左衛門尉 **** 奥山美濃守 F*** 松井貞宗 G211
武田信玄 G433 松井宗恒 G211

 

【C-SZ062】仲明城跡
 

 

【C-SZ062】仲明城跡

 

仲明城縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)

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豊岡東交流センターの南の橋を渡る 敷地川は天然の堀 ここから入る 左手より登る 虎口 堀切 左上が主郭 切岸 堀切 堀切 堀切下から主郭を見上げる 主郭 敷地左衛門尉の供養碑? 主郭 主郭から堀切を見下ろす もう一つの堀切