K109:彦坐命 | 彦坐命 ― 日下部表米 | KC01:日下部表米 |
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日下部表米 | |
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朝来郡の大領。大化3年(647年)新羅の軍船が但馬に攻め寄せ、丹後国与佐郡白糸浜で迎え撃ち勝利したとされる。その後、逃げる敵を海上で追撃したが、嵐に遭い船が沈没しそうになった時、海底から無数の鮑が浮き上がり、危機を救った。表米は敵を隠岐国まで追い払い、凱旋途中に逆風が吹いた時、再び無数の鮑が船を持ち上げ、さらに美しい船が現れ、その船の先導で丹後国与佐郡浦島港に入った。表米が大船に行くと誰もおらず、竜宮に住むといわれる大鮑が光っていた。表米は危機を逃れ勝利したことを海神の加護と悟り、鮑を丁寧に衣服で包み鎧箱に納め、持ち帰り神社を建てあつく祀った。以後日下部氏子孫は鮑を大事にし、決して食べないといわれる。 |