吉田本城跡
よしだほんじょうあと (Yoshida-hon Castle Ruins)
【C-NN018】探訪日:2017/9/15
長野県下伊那郡高森町吉田1987
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、戦国時代に築かれた松岡城主の松岡氏家臣吉田七郎の城と考えられている。吉田本城の北西に吉田古城、南側に吉田南城がある。松岡氏没落と共に没落して城も廃城となったと思われる。
段丘の東端に築かれており、胡麻目沢に面したところに築かれた天然の要塞である。主郭,二の郭,出丸によって構成されている。空堀に架かる土橋を渡り南西の斜面を斜めに登ると虎口があり、虎口には土塁が盛られている。土橋に隣接する竹藪が曲輪で、その入口付近にも曲輪がある。主郭は台形で東を除く三方を土塁が巡っている。南側の土塁の先端部には蚕玉社が祀られている。主郭の東側は急峻な切岸となっており、かなり下の方に横堀があり、主郭の南側に続いている。
また、城の南側には重要文化財に指定されている竹ノ内家住宅がある。