如意城跡〔瑞應寺〕
にょいじょうあと〔ずいおうじ〕 (Nyoi Castle Ruins[Zuio-ji Temple])
【C-AC139】探訪日:2016/5/15
愛知県名古屋市北区如意2丁目
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、明徳年間(1390~94年)に石黒重行によって築かれたとされる。 石黒氏は越中国木舟城主であったが、南北朝時代に南朝方に属して戦って敗れた一族が奥州へ逃れ、後に母方の姓である長谷川を名乗って如意に隠れ住んだ。その後、斯波氏に仕えて如意,味鋺を領した。
1584(天正12)年、重行から8代目の石黒重成は小牧長久手の戦いで織田信雄,徳川家康連合軍に加わり、小牧より先陣を率いて旗を藤山に立て武功をあげた。
如意城は瑞應寺の北東側一帯に築かれていたとされる。遺構は残されていないが、瑞應寺の山門脇に石黒重行の碑と、石黒重成とその妻の墓が境内に残されている。