傍示本城跡
ほうじもとじょうあと (Hojimoto Castle Ruins)
【C-AC060】探訪日:2014/5/2
愛知県愛知郡東郷町大字春木市場屋敷1182
【MAP】
〔駐車場所〕
1324(正中元)年頃、北条雅時の家臣である加藤安俊が移住し築城したといわれる。その後、岩崎城主丹羽氏次の弟の丹羽氏重が城主となるが、1584(天正12)年の小牧長久手の戦いで岩崎城を守備して戦死。その後も織田信長から追放されていた父の丹羽氏勝が隠居城として住んでいたが、1600(慶長5)年に岩崎城の丹羽本家が伊保城に転封になったのに伴い、廃城となった。
『尾張志』によれば、東側は断崖で平地を見下ろし、南,西,北側には堀があったという。現在は傍示本公民館角に石碑が立ち、遺構は残されていない。 なお、「傍示」とは、後醍醐天皇の頃に国境を示すために建てられたものである。