中根氏祖代々墓所〔聖徳寺〕
なかねしそだいだい ぼしょ〔しょうとくじ〕(Graves of the Nakane Family[in Shotoku-ji Temple])
【K-AC107】探訪日:2020/3/25
愛知県岡崎市箱柳町下10
【MAP】
〔駐車場所〕
正長年間(1428~29年)に中根平右衛門盛清が築いた箱柳城跡近くの聖徳寺の一画にある。1156(保元元)年の保元の乱で平忠正(清盛の叔父)は藤原頼長に加勢したことで平清盛に処刑されるが、子の一人である七郎正持は母に伴われて中根村に遁れ、成人して箱柳村に住した。そして、成人するまで世話になった中根村の中根を姓とする。やがて、戦国時代には勢力を拡大し8代城主の中根肥後守忠良の頃には道根六郷を支配するまでになった。
1990(平成2)年8月に山に散在していた墓石を拾い集めて調査した結果、鎌倉時代の豪族の墓と判明したため、中根氏祖の墓所として本尊であった観音堂前に祀り供養した。