笠寺高射砲陣地跡
かさでらこうしゃほうじんちあと (Kasadera Antiaircraft Gun Position Ruins)
【Z-AC020】探訪日:2020/1/31
愛知県名古屋市南区見晴町47
【MAP】
〔駐車場所〕
1942(昭和17)年4月18日にB25爆撃機による日本への初空襲が行われると、同年11月から高射砲中隊「あそ隊(300名)」により名古屋市南部地区の防衛のために笠寺台地(見晴台遺跡)の東南端に高射砲陣地が構築された。八八式七糎高射砲は当初4門であったが、翌年8月の再構築により6門に増やされた。6門の砲座は陣地の南側に向かって半円を描くように配置されていた。1944(昭和19)年11月には第二大隊「いすず隊(200名)」も配置され、B29爆撃機の撃墜に対応した。八八式七糎高射砲は口径75mm,砲身長3.21mで射程は13,800m,到達高度は9,100m。
現在は、そのうちの2基の砲座(第2分隊砲座,第6分隊砲座)が残されている。