武雄神社
たけおじんじゃ (Takeo Shrine)
【S-AC019】探訪日:2019/9/2
愛知県知多郡武豊町字上ケ8
【MAP】
〔駐車場所〕
創建時期は定かではないが、奈良時代もしくはそれ以前と考えられている。これは南東一帯が金下(神奈備の下の略)と言われ、万葉の言葉が残っていることからの推測である。
主祭神は、須佐之男命で厄祓いの神,勝負事の神としてのご神徳が有名である。また、「長尾七宮」と称する近隣の氏神さまを奉斎しているお社に、大山祗命,豊受姫命,日本武命,菅原道真公,菊理姫命,火結乃命,大物主神もお祀りしている。
武雄神社の社叢(社殿や神社境内を囲うように密生してる林)は「月詠みの森」と呼ばれ、満月を愛でながら和歌を詠んだという風雅な森であった。
由緒によれば、鎌倉時代に岩田遠江守朝弘が当地にきて館(岩田氏居館)を構え、代々、岩田氏が武士と神官を兼ねた。神社の南には長尾城が築かれていた。
ちなみに、武豊町という町名は、町北部の鎮守である武雄神社の「武」と、南部の鎮守である豊石神社の「豊」を合わせたものである。