千村家墓所〔東禅寺〕
ちむらけ ぼしょ〔とうぜんじ〕(Graves of the Chimura Family[in Tozen-ji Temple])
【K-GF004】探訪日:2019/9/30
岐阜県可児市久々利1655
【MAP】
〔駐車場所〕
千村陣屋跡の北側にある東禅寺境内の一画にあり、初代千村良重から11代仲展までの代々の墓が並んでいる。初代良重の墓は廟に納められており、1844(天保15)年に千村仲冬によって建てられた。2代から5代までは廟の西側に、6代からは廟の後ろ側に並んでいる(8代のみ廟の東側)。高さが3mを超す立派なものもあり、千村家の格式の高さを示している。
千村氏はもともと信濃の木曽氏に仕えていたが、木曽氏が改易となって後に千村良重が徳川家康に仕え、関ヶ原合戦での功績により四千石の所領を賜り、久々利に陣屋を構えた。江戸幕府の代官とともに尾張藩家臣という立場も有していた。