西条城跡
さいじょうじょうあと (Saijo Castle Ruins)
【C-TS010】探訪日:2019/7/19
徳島県阿波市吉野町西条町口122
【MAP】
〔駐車場所〕
別名、西条東城,戎城。1346(貞和2/正平元)年に森左近将監備前守春之によって築かれたとされるが定かではない。秋月城の支城として築かれたのが始まりだとされる。天文年間(1532~55年)の城主は岡本美作守清宗で百貫を領し勝瑞城主の細川持隆に仕えていた。清宗の娘が小少将局で、細川持隆の側室となって細川真之を産み、持隆が三好実休によって討たれると実休の正室となり、三好長治,十河存保を産んでいる。
1582(天正10)年、長宗我部元親によって攻められ落城した。
その後、1588(天正14)年、羽柴秀吉の四国征伐によって蜂須賀家政が阿波九城の一つとして改修し、家臣の森監物を置いた。
一條神社の南西側にあったというが、現在は宅地や田畑となっており、天守台と呼ばれる高さ6mほどの小丘に石碑と森監物を祀る小祠が民家脇にあるのみで遺構は残されていない。
【史跡規模】 |
【指 定】 |
関連時代 | 南北朝時代 | 戦国時代 |
関連年号 | 1346年 | 1582年・1585年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
森 春之 | G*** | 岡本清宗 | **** | 小少将局 | **** |
長宗我部元親 | HT** | 蜂須賀家政 | G322 |
遠景では確認できたが、城跡への入口が見つからず断念。写真は「城郭放浪記」から転載させて頂いた。
※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)
▲遠景
▲遠景
▲【転載】
▲【転載】城址碑と祠