住吉城跡
すみよしじょうあと (Sumiyoshi Castle Ruins)
【C-TS006】探訪日:2019/7/19
徳島県板野郡藍住町住吉字神蔵
【MAP】
〔駐車場所〕
1580(天正8)年、山田陸大夫によって築かれたとされるが定かではない。 山田氏は近江国山田に住んでいたが、六角氏が織田信長に敗れた後に三好氏を頼り、この地に城を築いて住んだとされる。しかし、1582(天正10)年の中富川合戦で三好氏は長宗我部氏に敗れ、勝瑞城が落城すると住吉城も運命をともにしたという。
1585(天正13)年、豊臣秀吉による四国征伐の後、播磨国置塩城主であった赤松二郎則房はその功によって板野郡内23ヶ村で一万石の所領が与えられ、住吉城に居城を移した。しかし、関ヶ原合戦で赤松氏は西軍に属し滅亡した。
案内板から西へ道なりに50m程進むと、南側の畑の中に「城神さん」と呼ばれる小祠があり、ここが住吉城跡といわれるが、現在は宅地や田畑で遺構は残されていない。