麻績塚古墳群
おみづかこふんぐん(Omizuka-Kofun Tumulus Group)
【K-ME006】探訪日:2024/9.26
三重県いなべ市北勢町麻生田南山
【MAP】
〔駐車場所〕昭和電線横公園に駐車可能。
標高90mの員弁川左岸の河岸段丘上にある久保院(無住)境内に存在する2基の古墳を指す。1号墳は全長43mの前方後円墳となっているが、1990(平成2)年に実施された測定では北勢地方唯一の前方後方墳となっている。墳長約43m、後方部1辺約24m,高さ約3.8m,頂辺約20m、前方部長さ15.6m,高さ約1mを測り、主軸を南東に向け、葺石は認められない。2号墳は1号墳の東側に位置し、直径16m,高さ1.5mの円墳である。出土遺物は不明であるが、墳形などから桑名の高塚山古墳に先行する古墳前期の4世紀中葉の築造と考えられている。
埋葬者は伝承によれば、古代にこの地方を支配した豪族・麻績氏と伝えられる。天物知命の后、また、桑田玖賀の姫ともいわれており、古来伊勢の神領とされた麻生田の地で、麻の栽培や紡織に深い関係を持っていた人物とされる。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:前期 |
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関連年号 | 4世紀中葉 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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麻績氏 | **** |