東大谷砦跡

ひがしおおやとりであと(Higashiotani Fort Ruins)

【C-SZ130】探訪日:2024/6.11

【C-SZ130】東大谷砦跡 静岡県掛川市東大谷

【MAP】

〔駐車場所〕

   1578(天正6)年、武田方の高天神城攻略に向け、徳川方が横須賀城の北東側の山稜に築いた砦と考えられる。標高180m,比高126mほどで高天神城とその西の萩原峠(萩原口砦)を監視する最良の場所であった。
 同年11月、高天神城の武田勝頼は、兵8,500を率いて西の萩原口を越えて東大谷を経て、横須賀城を攻撃する態勢をとったが、東大谷の入口の犬待坂(番所ノ段城辺り)において徳川勢と合戦したのち引き返している(『高天神記』)。
 砦跡は南北軸の山稜上に兵員が駐屯できる広い削平地をもち、北側の痩せ尾根との間の鞍部に堀切と竪堀を設けた簡易的な縄張りである。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 戦国時代
関連年号 1578年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
武田勝頼 G433

 

【C-SZ130】東大谷砦跡
 今回は砦跡の東側の林道から登城したが、途中に「私有地につき立入禁止」の看板があり断念。すこし北上したところからも直登を試みたが、砦跡へたどり着くことができなかった。次回は西側からチャレンジしてみようと思う。

 

【C-SZ130】東大谷砦跡

東大谷砦縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)

【C-SZ130】東大谷砦跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

遠景 中腹から見た高天神城と萩原口砦方面