原殿五輪塔
はらどの ごりんとう(Gorin Tower [Five-ring pagoda] of Hara Clan)
【K-SZ039】探訪日:2024/4.14
静岡県掛川市本郷
【MAP】
〔駐車場所〕
鎌倉時代から室町時代にかけて当地の国人領主として君臨した原氏の五輪塔である。原氏は藤原南家の工藤太夫為憲の子孫といわれ、鎌倉時代に原田庄に地頭として入り、最初は原里の寺田館に住居した。のちに本郷城へと移り室町時代に高藤城を築いた。1494(明応3)年8月に今川氏親方の伊勢長氏(のちの北条早雲)が遠江三郡に侵攻すると、在地の土豪を巻き込みながらゲリラ戦を続け反抗したが、1497(明応6)年秋には原氏も没落していった。
五輪塔は当地に見られない凝灰岩で造られており、同じ藤原(工藤)為憲の後裔が隆盛した伊豆半島から運ばれてきたものという。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 鎌倉時代 | 戦国時代 |
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関連年号 | 1497年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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原氏 | F0** |