尼ヶ谷古墳
あまんたにこふん(Amantani-Kofun Tumulus)
【K-OS036】探訪日:2017/9.24
大阪府南河内郡太子町太子
【MAP】
〔駐車場所〕
磯長谷に存在していた6世紀後半に築造された円墳もしくは方墳である。2000(平成12)年の道路造成工事に伴う発掘調査で春日向山古墳の西側200mほどの位置に発見され、叡福寺東に移築されたものである。
規模は20mほどで全長8.8mの両袖式横穴式石室をもつ。比較的小さな石材を用いており、特に羨道部はかなり小型である。石室内には組合式家形石棺や木棺が納められていたと考えられ、石棺片や鉄釘などが出土している。6世紀後半に築造されたのち、7世紀に釘付式木棺での追葬がなされたと推定される。副葬品としては玉類,垂飾付耳環,金製リング,須恵器,土師器が確認されている。
7世紀以降になると磯長谷には敏達天皇,用明天皇,推古天皇たちの陵墓が築かれるが、それ以前にこの地に築造された古墳として重要視されている。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 | 6世紀後半 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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