峯ヶ塚古墳
みねがづかこふん(Minegazuka-Kofun Tumulus)
【K-OS043】探訪日:2017/11.13
大阪府羽曳野市軽里2丁目85
【MAP】
〔駐車場所〕
古市古墳群(世界文化遺産)を構成する古墳の1つ。墳丘長さ96m、前方部の幅74.4m,高さ10.5m、後円部直径56m,高さ9mの前方後円墳である。墳丘は二段に築かれており、二段目斜面の裾部分のみに数段の角礫が葺いてあるほかは、表面に葺石はみられない。発掘調査では二重濠が検出され、内濠の幅約11m、内堤の幅約18m、外濠の幅約8m、墓域は総長約168m,幅約148mの大規模なものであることがわかった。
また、石室や盗掘壙から、大刀,鉄鏃などの武器、挂甲小札などの武具、轡,鐙などの馬具、装身具、玉類などが大量に出土した。成人男性の骨や歯なども出土している。出土した埴輪などから古墳時代後期の6世紀初頃の築造と考えられている。
出土品や二重濠の存在から被葬者は大王級の権力のある人物であったと推測される。江戸時代には、日本武尊白鳥陵に比定されていた(現在は、軽里大塚古墳を比定)。また、允恭天皇皇子の木梨軽皇子の墓との伝承もあった。
現在は、峰塚公園として整備されている。すぐ西には古墳時代終末期の築造とされる小口山古墳がある。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1974年4月12日指定) 世界文化遺産:古市古墳群(2019年7月6日登録) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 | 6世紀初 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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小 |
峯ヶ塚古墳と小口山古墳,小口山東古墳(Googleマップ航空写真)