権現山砲台跡
ごんげんやまほうだいあと (Gongenyama Battery Ruins)
【Z-AC046】探訪日:2023/2.12
愛知県豊橋市石巻本町北入田
【MAP】
〔駐車場所〕
東洋随一の規模を誇る機銃,弾丸の製造工場であった豊川海軍工廠の防衛のために、1944(昭和19)年秋ないしは初冬から工事が開始された。しかし、太平洋戦争終戦直前の1945(昭和20)年8月7日に海軍工廠がアメリカ軍の大規模爆撃を受けたことで工事は中止されたと伝わる。
権現山2号墳のすぐ東横に砲台設置用の円形の穴跡が残されている。地面を直径約10.5mの円形状に掘り、排土で周囲を土塁状に盛り上げている。その大きさは宝飯郡御津町の大恩寺山砲台と同規模であることから、高角砲を装備するためのものとされる。砲台の西南方に東西約8.3m,南北約9.0m、東側に高さ約2.6mの平坦地を造成されており、平坦部は探照燈台と観測所の予定地ではないかとされている。なお、権現山山頂の平坦部には2基の砲台が建設されたが、北側にあった1基は貯水池の構築により消滅している。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 昭和時代:前期 |
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関連年号 | 1944年・1945年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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乃 | 保 |