樫王貝塚
かしおうかいづか(Kashio-Kaizuka Shell Mound)
【Z-AC049】探訪日:2023/4.21
愛知県豊川市小坂井町欠山
【MAP】
〔駐車場所〕
縄文時代晩期の遺跡で、貝塚からは主としてシジミが出土し、ほかにアカニシ,カキ,ハマグリ,アサリ,ツメタガイなどが混在していた。また、埋葬された人骨4体や土器片,石鏃,石斧等も出土し、特に縄文時代晩期最末に編年される条痕文系土器は「樫王式土器」と呼ばれ、三河編年標式として制定された。また、弥生時代前期にかかる「遠賀川式土器」も含まれており、縄文から弥生へと移り変わる頃の貴重な資料となっている。
1960(昭和35)年6月、国道一号線の掘り割り工事中に発見され、調査が行われた。工事前はこの地は幅約100m,奥行き約80mの谷(入江)があり、貝塚はこの谷を望む場所にあった。
なお、すぐ西に位置する菟足神社の西側一帯には、同時期の菟足神社貝塚が存在する。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 縄文時代:晩期 |
---|---|
関連年号 | 約3300年~2800年前 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
---|---|---|---|---|---|
4 |