印場大塚古墳

いんばおおつかこふん (Inbaotsuka-Kofun Tumulus)

【K-AC197】探訪日:2022/12.14

【K-AC197】印場大塚古墳 愛知県尾張旭市大塚町1丁目13-4

【MAP】

〔駐車場所〕近くの瑞鳳公民館の駐車場を利用させていただく。

【K-AC197】印場大塚古墳

   矢田川の南側に広がる本地ヶ原台地にある直径16m,高さ2mの比較的小規模な円墳である。発掘調査の結果、斜面には葺石が敷き詰められ、古墳の裾の部分には埴輪を巡らしていたことが分かっている。発掘調査が行われたときには、耕作や土取りのために東側を除いた三方向の土が削り取られ破壊されていたが、墳丘の東裾に26個分の円筒埴輪と朝顔形埴輪の列が残されていた。
 埋葬施設は未調査ではあるが、土取りされた崖面に青色粘土が厚く積み上げられていたことから、粘土槨であったと推測される。副葬品として刀,鉄鏃,鎧などが出土したという。被葬者はこの地域の豪族と考えられ、5世紀後半から6世紀前半に築造されたものと推定される。
 なお、印場大塚古墳公園内にはこのほかに、同時代の竪穴式住居の復元家屋と本地ヶ原丘陵頂部北にあった横穴式石室の天狗岩古墳のレプリカが展示されている。

【史跡規模】

【指 定】尾張旭市指定史跡(1981年8月1日指定)

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 古墳時代:後期
関連年号 5世紀後半~6世紀前半
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
4

 

【K-AC197】印場大塚古墳
 印場大塚古墳公園とは言うものの通常は施錠されており、中に入るには瑞鳳公民館で鍵を借りる必要がある。見学を申し込むとリーフレットがもらえ、鍵返却時に尾張旭市の文化遺産カードなるものを頂いた。

 

【K-AC197】印場大塚古墳

【K-AC197】印場大塚古墳 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

敷石 5世紀頃の竪穴住居の復元家屋