勝楽寺
しょうらくじ(Shoraku-ji Temple)
【T-SG007】探訪日:1992/4.25・2017/6.19
滋賀県犬上郡甲良町正楽寺4 <📲:0749-38-2041>
【MAP】
〔駐車場所〕
1341(歴応4)年、足利尊氏とともに室町幕府創建に活躍し、婆裟羅大名と呼ばれた佐々木道誉(高氏)が東福寺の雲海禅師を開山として建てた寺で、道誉の菩提寺である。1568(永禄11)年には織田信長の兵火で焼き払われたが、井伊家により正保年間(1644〜48年)に再興された。
境内には大池があり、勝楽寺が兵火にみまわれた際には、この池のおかげで六脚門,大日堂,大日如来像などが焼失から免れたという。六脚切妻門は室町時代の建築様式をよく残し、軸部は親柱を棟まで延ばす禅宗様の形をとっている。道誉の念持仏とされる本尊の大日如来像は藤原時代の作といわれる秘仏であり、道誉の3男の高秀の画・讃になる道誉画像とあわせて国の重要文化財となっている。境内には佐々木道誉墓所(宝篋印塔)があり、南の正楽寺山山頂には勝楽寺城跡が残る。
なお、かつて勝楽寺は、同じく信長の兵火により焼失した敏満寺と現在の湖東三山(西明寺,金剛輪寺,百済寺)とをあわせて、湖東五山と称されていた。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 南北朝時代 |
戦国時代 |
江戸時代:前期 |
関連年号 | 1341年 |
1568年 |
1644〜48年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
佐々木道誉 | G759 | 織田信長 | OD04 | 井伊直孝 | F444 |