市尾宮塚古墳
いちおみやづかこふん(Ichio-miyazuka-Kofun Tumulus)
【K-NR096】探訪日:2018/10.30
奈良県高市郡高取町市尾
【MAP】
〔駐車場所〕
市尾墓山古墳と同じく、大型の横穴式石室を備えた前方後円墳である。全長約44m、後円部径約23m,高さ約7m、前方部幅約24m,高さ約4.5mを測り、6世紀中頃の築造と考えられる。埋葬施設は後円部北側に開口する両袖型の横穴式石室で全長11.6m、玄室部長さ約6.2m,幅約2.5m,高さ約3m、羨道部長さ約5.4mで、室内には凝灰岩製の刳貫式家形石棺が納められている。石室壁面や石棺には赤色顔料が認められ、室内床面には排水溝がある。石棺の前には木棺に用いる鉄釘も検出され、追葬の木棺が安置された可能性も高いと推測される。出土遺物は、盗掘されているにもかかわらず金銅製の鈴や金銅製馬具,武具,耳環,玉類など豊富である。被葬者は定かではないが、巨勢谷に勢力をもった豪族である巨勢氏が候補に挙げられる。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1981年3月31日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 | 6世紀中頃 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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巨勢氏 | KS** |
開口部に近づくと石室内の照明が点灯するのは珍しいし、ありがたい。