室宮山古墳
むろみややまこふん(Muro Miyayama-Kofun Tumulus)
【K-NR094】探訪日:2018/10.30
奈良県御所市室
【MAP】
〔駐車場所〕
葛城地方では最大、全国では第18位の規模の前方後円形墳で墳形・出土品などより古墳時代中期前葉の5世紀初頭頃の築造と推定される。古くから後円部には八幡神社が祀られている。墳丘は3段築成で墳丘長は238m、前方部幅110m,高さ22m、後円部直径105m,高さ25m。墳丘表面には花崗岩製の割石による葺石が葺かれ、各段には円筒埴輪,朝顔形埴輪が巡らされていた。墳丘周囲には盾形周濠が巡らされ、さらに周堤に陪塚のネコ塚古墳が築造されている。
主体部の埋葬施設は、後円部に2ヶ所,前方部に2ヶ所,張出部に各1ヶ所の計6ヶ所と推定される。後円部の2ヶ所には、それぞれ竪穴式石室に「王者の石棺」とも称される王墓に特有な長持形石棺を納められていた。被葬者としては、葛城襲津彦に比定する説が有力視されている。室宮山古墳に次ぐ葛城地方の首長墓に掖上鑵子塚古墳があるが、室宮山古墳はそれを大きく凌ぐ規模である。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1921年3月3日指定) |
関連時代 | 古墳時代 |
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関連年号 | 5世紀初頭 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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葛城襲津彦 | KZ01 |
宮山古墳と陪塚のネコ塚古墳
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