大鐘家
おおがねけ (Oganeke)
【R-SZ019】探訪日:2022/3/12
静岡県牧之原市片浜1033 <📲:0548-52-4277>
【MAP】
〔駐車場所〕
大鐘家は約300年前の建築物で、母屋(主屋)と長屋門が国の重要文化財に指定されている。
大鐘家7代目の大鐘籐八郎貞綱は、尾張国高針の出身で柴田勝家の家臣となり、勝家の甥である柴田勝豊の家老として仕えた。その後、勝豊は近江国の長浜城主となり、勝家との確執から豊臣秀吉に降る。大鐘も豊臣方となり、賤ヶ岳の戦いでは豊臣側として戦った。勝豊の死後、長浜城主は山内一豊に変わり、のちに一豊が掛川城主となると、1597(慶長2)年、大鐘は一豊の命により遠州相良に移り住むことになる。江戸時代は3千石の旗本として徳川家に仕えたが、18世紀初めには大庄屋となって大鐘館を築いた。
長屋門は寄棟造で9つの千木が家の格式を物語っている。主屋は切妻造で15部屋を有し使用人が30人ほどいたという。外回りの石垣は1787(天明7)年に相良城が取り壊されたときに大鐘家が購入し築いたものである。また、約1万坪の庭園では、あじさいや酔芙蓉など季節の花を楽しめ、裏山からは富士山と駿河湾を一望できる。
※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)
▲長屋門
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▲主屋
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▲相良城から移築された石垣
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