神領第1号墳
じんりょうだい1ごうふん(Jinryo No.1-Kofun Tumulus)
【K-AC180】探訪日:2021/7/18
愛知県春日井市神領町1丁目
【MAP】
〔駐車場所〕
過去2回の発掘調査から横穴式石室が確認されたが、形や規模は不明である。周辺の古墳から直径15m前後の円墳と推定される。横穴式石室は上部の構造は不明であるが、石室全長は6.85m、玄室部はほぼ長方形で最大幅1.4m,奥壁が幅1.1mと奥壁手前で窄まる形態であることが把握できている。同様の石室が北東約700mにある大留荒子古墳にて発見されており、関係性が注目される。埋葬品として須恵器(坏蓋,坏,高坏,台付長頸瓶)や土師器(甕)が出土し、食物などを供えたか埋葬時に共食儀礼が行われた形跡という。台付長頸瓶から7世紀後葉の築造と推定される。
現在、石室は埋め戻されて平地となっており、石室の位置を示す石組みが地面に並べられている。