松平氏墓所〔高月院〕
まつだいらし ぼしょ〔こうげついん〕(Graves of the Matsudaira Family[in Kogetsu-in Temple])
【K-AC174】探訪日:1989/5/16・2021/8/11
愛知県豊田市松平町寒ケ入44
【MAP】
〔駐車場所〕
高月院本堂の北西に位置し、三段の墓域最上段に3基の花崗岩製の宝篋印塔が並ぶ。中央が松平氏初代松平親氏、向かって右側が第2代松平泰親、そして左側が松平氏第4代松平親忠夫人(鈴木重勝娘:閑照院皎月尼)の墓塔と伝えられる。閑照院の墓塔が併置されているのは、その子で第7代高月院住持の超誉存牛が実母を先祖の墓所に祀ろうとしたためと考えられている。なお、墓塔は泰親→親忠夫人→親氏の順に新しくなるとみられ、過去のいずれかの時点で取り違えなどが生じた可能性も否定できない。文政年間(1818~29年)に第11代将軍・徳川家斉、1890(明治23)年に旧郡山藩主の柳沢保申によって補修工事が行われている。
松平氏墓所から下の平坦地には松平太郎左衛門家第9代で松平氏館を増築するなど中興の祖とされる松平尚栄,第10代・松平重和の板碑をはじめとする古墓が並んでいる。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(2000年2月4日指定) |
関連時代 | 南北朝時代 | 室町時代 | 戦国時代 | 江戸時代:前期 |
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関連年号 | (1361年) | (1393年) | 1654年・1664年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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松平親氏 | MT01 | 松平泰親 | MT01 | 鈴木重勝娘 | SZ03 |
超誉存牛 | MT01 | 松平尚栄 | MT02 | 松平重和 | MT02 |
徳川家斉 | TG05 | 柳沢保申 | G442 |
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▲高月院総門
▲本堂
▲松平氏墓所
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▲左から松平親忠夫人,親氏,泰親の墓塔
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▲松平太郎左衛門尚栄と重和の墓所