瀬戸川城跡
せとがわじょうあと (Setogawa Castle Ruins)
【C-AC419】探訪日:2021/7/18
愛知県尾張旭市瀬戸川町1丁目
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、鎌倉時代に築かれ、文明年間(1469~87年)には井田城主・浅井氏の一族である浅井源四郎の居城とされる。歴史については明らかではない。
城は現在の三郷小学校の南西角の辺りにあったとされ、1841(天保12)年の瀬戸川村絵図には「古城址」として描かれている。城跡近くには「土井下」,「四門作」などといった土塁や門があったことを思わせる地名が残っている。発掘調査の結果、城の区画は方形で一辺が55m、周囲には幅約5m,高さ1.3~1.5mの土塁がめぐらされ、その外側には幅4.5~10m,深さ約1.8mの堀が東側を除く部分に造られていたことがわかっている。土塁の内側には、大小の柱穴状の穴,雨落溝と思われる遺構や屋外かまど,炭焼窯、北東角は直径70cm,深さ2.3mの井戸が確認できた。